2007年08月18日

「拷問室の妖精」第3章・その3

 下に降りると応接室のようなところに通された。
 ソファーに小太りな男が座っていた。男はいきなり言った。
「はるかちゃんはまだかいな」
 思い出した。拷問の前に女にまとわりついて写真を撮っていた男だ。
「お待ちください。今夜のショウは少々きつめでしたので、治療に少し時間がかかると思われます。ゆっくりとお待ちください」
 私もソファーに座るように言われた。
「お2人が今回の賭けの勝者でございます。こちらが500万、こちらが2000万ほど」
「うへえ」
 小太りな男が驚いたような声をだした。
「あんた2000万も勝ったんかいな」
「ええ」
「ごっついなあ。わいは遥ちゃん一筋に賭け続けてるんや」
「6連勝でございますな」
「ああ、たいしたもんやで」
 小太りの男は体をゆらして笑った。
 案内役の男は時計を見るとドアを開けた。
「では、しばらくお待ちください。ビデオなどもございますので自由に御覧ください」
 ビデオ?
 目を上げると、小太りな男の背後にビデオが並んだ棚があった。
「では」
 男は部屋を出て行った。
posted by AWAWA at 04:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 拷問室の妖精
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