2007年07月07日

「拷問室の妖精」第2章・その10

 女は気絶したようだった。片足をつられたまま身動きしない。両腕を下にだらりと下げて、ゆっくりと揺れている。
 双眼鏡でのぞくと股間の肌は破れ、赤い肉と、ところどころに白いものが見えていた。普通の状態ではない。
 マスク男が側に立ち、いかにも満足という感じで女の足をなでている。
 やがて男は何か合図をした。女がゆっくりと上がり始めた。片足を吊っている縄を巻き上げているようだ。見上げると縄は窓からは見えない部分へ吸い込まれていた。
(拷問はまだ続くのか)
 女は1メートルほど上がったところで止まった。
 男が鞭で股間を連打した。血しぶきが飛んだ。女は突然目を覚まして悲鳴をあげた。
「っひいいっいいい」
「ぎいい」
 上半身が大きく動く。苦痛に歪んだ顔だ。さっきより大きくはっきりと見える。
posted by AWAWA at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 拷問室の妖精
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