2007年07月06日

「拷問室の妖精」第2章・その9

 下の舞台では凄惨な責めが続いていた。
「簡単には口をわりませんな」
 隣で愉快そうに男が言う。
「口を割るって、何を隠しているんだ、あの女は?重大な秘密なのか」
「まさか、ゲームでございます。今日のデザートに出るくだものでしたか。パパイヤ、マンゴ、あるいはリンゴかもしれません」
「くだもの?」
「あの女には今夜のデザートに使うくだものが何かを教えてあります。それがお客様に出されるまで口を割らなければ良し、口を割れば負けでございます」
「そんな」
 そんな馬鹿げたことで、あの「拷問」を受けているのか。私は下の舞台で続いている「拷問」に目を向けた。女は鞭で打たれるたびに上半身を波打ちさせて痛みにもだえていた。鞭で打たれた股間は血まみれだった。
「ひいいい」
 女の動きが止まった。静かになった。
posted by AWAWA at 08:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 拷問室の妖精
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