2007年07月04日

「拷問室の妖精」第2章・その8

 女は両手を股間に伸ばした。鞭の痛みにたまらず無意識に手で隠したのだろう。男は鞭の角度を変えた。鞭は女の顔を打った。
「がっ」
 女の上半身がはげしく震えた。女が手で顔をおおう。マスクの男が女に顔を近づけた。何か言っているようだ。
 やがて男は股間を鞭で打ち始めた。いやな金属音と女の悲鳴が続いた。
 股間はみるみる赤く腫れあがった。一筋二筋と赤いものが足を伝って流れ落ちた。血だ。鞭が当たるたびにそこを中心として赤い霧が湧き上がった。あれが血煙というものなのだろうか。
 再びマスクの男が顔を近づけた。女は首を横に振る。男は鞭を振り上げた。
「ぎゃああああ」
「ぎいい」
 女の悲鳴が響いた。
posted by AWAWA at 08:11| Comment(2) | TrackBack(0) | 拷問室の妖精
この記事へのコメント
拷問室の妖精高橋真弓サイトやってます。
http://www.hamq.jp/i.cfm?i=mayumiijimete
Posted by まさ at 2007年07月04日 16:38
「けっこう仮面」ですね。私は少し前に「イヤハヤ南友」をようやく読破しました。子供の頃に途中から読まなくなったままで、続きが気になっていたのがついに解消できました。
Posted by AWAWA at 2007年07月06日 08:45
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