2006年01月27日

(03話)第1章・その3

「拷問?」
 生活の中で聞くことの少ない言葉だ。
「そう、訳ありの女達を責めて口を割らせるんです」
「なんだ、つまりゲームみたいなものか」
「まあゲームです。ただ命がけのゲームでして、口を割った女はさよならなんですよ」
 男の話では、拷問に耐えることができたら500万円をもらえる。しかし、耐えれなかったときは1000万円の借金が増えるのだという。
「額が公平じゃないね」
「そこは訳有りな女なんで文句は言えないんですね」
 借金が増えすぎると保険をかけて殺されるのだという。
「あくまで噂ですよ、噂」
「ふーん、面白そうだ、紹介してくれよ」
 私は男の話など信用してはいなかった。暇つぶしだった。
 それから数週間、数人の男を介して、ようやく私は秘密クラブの建物に招かれたのだった。
posted by AWAWA at 00:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 拷問室の妖精
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/4215823

この記事へのトラックバック